先日のニールバレットのムートンレザーコート、確かな反響がありました。
ありがとうございます。
本当に彼のクリエイションは、ありそうでない、唯一無二のもの。
シンプルシックで、同じようなものは巷に溢れていそうなのですが、
試着、購入された方のほとんどが『違う』と口を揃えるのです。
さて、そんなニールのアウターが幾つか届いておりますので
今日はそのうちの一つをご紹介。
少しだけ着丈短めなこのPコートは,むしろコートジャケットという
表記の方がしっくりくるかもしれません。
生地はグレーの濃淡のツイード、と呼んでみましょうか。
と言ってもガッチリしすぎて真冬しか使えない、なんてことはありません。
10月から3月まで跨げる質感で、なんとストレッチします!
細身なのですが、とても動きやすいのです。
また、襟ぐりにウールのニットリブが縫い付けてあります。
保温性、と言うよりはシャープな印象を得るための、視覚的な効果を
狙ったものだと思います(私はこういうところが大好きなのですが)。
やはりパッと見は普通な印象のPコート。
しかしディテールを見ていくと、エポーレットの大きさ、取り付け位置。
ラペルの大きさ、襟ぐりの開き具合。
ボタンの大きさ、ポケットの取り付け位置、角度、そしてステッチワーク.....
すべてが計算され尽くしています。
機能性だけでなく、美しいシルエットのために。
いつも書いていることですが、やはり細部の積み重ねが重要なのです。
神は細部に宿る、ということです。
カラーはこのコンクリートグレーのみ。
税込 ¥164,850-
ヘム(裾のことです)もビミョーにカーブしています。
ところで一枚目の画像だけフラッシュたいてますね、スイマセン。
襟ぐりにリブニットが縫い付けてあります。
重ね着しているみたい、と言うよりは、見かけのためではないでしょうか?
ほら、首を長く見せるために、若しくは顔を小さく見せるために
シャツやコートの襟を立てたりしますよね?
あれです、あれ、きっと。
バックシルエットも美しいのです(この画像じゃ分かりにくいですよね)。
細身なので前開けして着ても野暮ったくなりません。
それにしても、ワークやミリタリーなハードさは全く感じさせませんねえ。
なんででしょ?どこが違うのでしょう?
不思議です。