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12.01.10

堀江裕介のトレデュニオン的コダワリの逸品 NO008 ステルス・ウェルスのオイルドパンツ STEALTH WEALTH

京都アンディハウスのメンズ・クラシック部門のセレクト店である「Trait d’union」スタッフ・堀江裕介が、リアルな実体験から、これぞ、という逸品を選んでご紹介する「トレデュニオン的コダワリの逸品」です。

選者の、「これぞ」、というコダワリのアイテムをどうぞお楽しみください。


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<ステルス・ウェルス>は、京都アンディハウスの展開する、純粋なオリジナル・ブランドです。

いまや、世界中のあらゆる物が、日本国内で手に入る時代。日本に居て、手に入らない物は無い、と言っても過言ではありません。

そんななか、其処に行かないと手に入らないものとは、値段だけではない”見えない価値”があるのだと思います。

他所では出来ないコーディネイトを、スタイルを提案する為のツールとしてのブランドが<ステルス・ウェルス>なのです。

このオイルド・パンツは、トラッドとモードをこよなく愛する、アンディハウスの魂が詰まったパンツになっていると思います。

その昔、アーペーセーが日本に初めて上陸した際、目新しく展開されていたのが、オイルドコットンのパンツ。

それまでの概念に無い、タフな素材感に洗練のシルエットのパンツは、ファッションとして純粋にカッコイイものでした。

この「オイル」を染み込ませた生地、じつは、洗えません。

乾いている時にブラシ等で汚れを落としていただくか、水を含ませたスポンジで拭く、もしくはファブ○ーズするしか、方法はありません。

純粋に「ファッション性」を優先した、扱いづらいパンツなんです。

今の時代、穿きつぶすのを覚悟の、この「オイルドパンツ」は、普通に考えれば売れにくいはずです。

それを、あえて、アンディハウス・オリジナルの<ステルス・ウェルス>で作られたのには理由があるのです。

いまや、ファッションの世界にもマーケッティングが浸透し、売れる為の物造りやプライス先行の物造りが、大変多くなっています。

ファスト・ファッションやデフレという言葉も、本当によく聞くようになりましたよね。

オイルド・パンツを売るには、十分な説明と、コーディネイトやスタイルに対する、断固たる接客が必要になります。

そんな簡単に売れにくいパンツは、大手では中々作ることが無いのです。

しかし、カッコ良い物はカッコ良い。そんな理由で、アンディハウスこそが作ったのが、このオイルド・パンツなんです。

もちろん、作り込みにもこだわっています。

イギリスのバブアーなんかで有名な「BRITISH MILLERAIN」のオイルド・コットンを使用。

裏地も裾まで完全に付いた、二重仕立てで、底冷えの京都の冬にも、バイクでも自転車でも大丈夫なくらいの代物。

しかも、洗練のシルエットは、歴代の数々のオリジナル・パンツからの、改良と歴史の洗練です。

<ステルス・ウェルス>では本当にパンツに、顧客様からの定評があります。

そして、純粋な、「京都」「アンディハウス」のオリジナルとしてのブランドということ。

物が溢れる時代に、ココでしか出来ないコーディネート・スタイルを提案するツールとして、完全にオリジナリティとプライドをかけて展開しているのです。

そういう意味で、<ステルス ウェルス>はアンディハウス・スタイルの”魂””大黒柱”です。

簡単に、お金を出すだけでは手に入らない物には、本当に、見えない価値があるのだと思います。

<見えない価値>、転じて、<密かな贅沢>とは、

他の誰でもない、自分だけの人生を楽しむ人の、最高の遊びなんでしょうネ。

STEALTH WEALTH  オイルドコットン・パンツ ¥17,850.(チェック)、¥16,800.(無地)

密かなシリーズ展開として、ひっそりと続けています当シリーズ。

文責は全て、スタッフ・堀江裕介にありますので、ご意見ご感想などありましたら、どうぞご遠慮なくお申し付けください。

店頭で反応があると、本当に励みになります。

忌憚のないご意見、お待ちしています。



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