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08.12.09

堀江裕介のトレデュニオン的コダワリの逸品 NO.006 マイケルタピアのオックスフォードシャツ  Michael Tapia

京都アンディハウスのメンズ・クラシック部門のセレクト店である「Trait d’union」スタッフ堀江裕介が、リアルな実体験から、これぞ、という逸品を選んでご紹介する「トレデュニオン的コダワリの逸品」です。

選者の、「これぞ」、というコダワリのアイテムをどうぞお楽しみください。


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女性にもっとも好感を持たれる服、すなわち「モテ服」は、やっぱりシンプルなシャツでしょう。

決め過ぎず、抜かず。清潔感があってくどくない。

そんな、洗い立てのオックスフォードのボタンダウン・シャツ。

これが、一番の「モテ服」だと思います。

マイケルタピアのオックスフォードシャツは、ヨーロッパ・モード的なシャープなシルエットでアメリカン・トラッドを解釈した、シルエットといいスタイルといい、丁度良い塩梅のシャツなんです。

オックスフォード地のボタンダウン・シャツと言えば、アメリカン・トラッドを象徴するアイテム。

ただ、アメカジのBDシャツはそのまま着ると、平面的な造形と大きさの規格が、華奢な日本人には合わない。アームとかダボっとなっちゃうんです。

そんな、アメリカントラッドの規格を、いち早く、ヨーロッパ的に解釈してモードに取り入れたのが、マイケルタピアです。

現在でこそ、多くのブランドがこの、オックスフォード・シャツのモード・バージョンといったアイテムを出していますが、何と言ってもパイオニア・元祖なのがマイケルタピア。

やっぱり、その良さ、というものがあります。

タピアのシャツの良さは、やりすぎていない、ということ。

実際に袖を通してみると、アームホールの適度な細さ具合や、出しても入れてもな丁度良い着丈、そしてボタンダウンの襟、などなど全てが本当に丁度良い塩梅なんです。

後追い・後続のブランドはその個性を出す為に、どこかやりすぎているんでよねぇ。

僕は、少し前までの、フランスで作られていたときのマイケルタピアのシャツが、一番気に入っています。

じつは、最近は、チュニジアなどのヨーロッパ周辺国で生産されていて、、、今のご時勢、経済的な理由などいろいろな要因がありますし、それ自体は悪いことはないんです。

でもやっぱり、フランス・メイドは生地の風合いや着込んでいったときの馴染み方など、一味違います。

お安いのは良いことなんですが、どうしてもファッションってそれだけじゃないんですよね。

着ているときの本人の、モチベーションというか気分が、外見だけでなく内面も飾るのが、本当のファッションです。

この、オックスフォードシャツがモテ服と言った理由は、その普遍性ゆえ。

絶対的にシンプルでベーシックな、オックスフォード・シャツは、外見で主張するというより内面を一番に引き出すアイテムだという意味で、一番のモテ服なのでしょう。

常日頃から、内面を磨き続けていかないといけないのは、言うまでもありませんね。

がんばろうっと。

MICHAEL TAPIA Oxford Button Down Shirts ¥27300から

(画像はMadeInFrance¥35,700.)



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