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27.11.09

堀江裕介のトレデュニオン的コダワリの逸品 NO.004 ジョンスメドレーのニットウェア  JOHN SMEDLEY

京都アンディハウスのメンズ・クラシック部門のセレクト店である「Trait d’union」スタッフ堀江裕介が、リアルな実体験から、これぞ、という逸品を選んでご紹介する「トレデュニオン的コダワリの逸品」です。

選者の、「これぞ」、というコダワリのアイテムをどうぞお楽しみください。


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 シンプルで王道のデザインに、滑らかな肌触り。225年の歴史を持つ、世界最古クラスのニットウェアメーカーが、<ジョン・スメドレー>です。

不況と言われるこの時代、何年か周期でやってくる「良い物は変わらず、良い」というモチベーション。

現在の雰囲気に絶妙にマッチするのが、ジョンスメのニットです。

 昔、洋服の仕事を始めた時に、「最初に買うならジョンスメ」とよく言われてました。

なるほど、そのクォリティの普遍性とデザインの不変性。良い服をまず知るならコレ、という意味がよく解ります。

 いまさら、と言うほどの、「ど」が付くほどのシンプルさ。

もちろん、コレだけでは楽しくならないのですが、やっぱり良いものは良いなぁ、と久しぶりに手を通すとなにやら気分が上がってきます。

周期的にシンプルへの回帰がありますが、現在がまさに、そのタイミングと言えるのではないでしょうか?

 「ファストファッション」という言葉まで生まれた昨今に、「良い物は、変わらず、良い」と言えるものが、「真のファッション」なのだと思います。

歴史のある文化、を「ブランド」というのです。

225年の歴史を持つジョンスメには、その「ブランド性」が息づいているのです。

 現在みたいなご時勢のなかで、下手な買い物はしたくないのは、僕も含めてみなさん同じこと。

完璧なクォリティと、腐らないデザイン、そして納得のプライス。いま、一番買うべきニットウェアでしょう。

 そして、シンプルとは往々にして「普通」でもあります。

ジョンスメのシンプルさは、どんなスタイルにも合う為、この「普通」をどのように着こなすかは、着る人のオリジナリティに委ねられるのです。

トラッドに合わせて良し、モードに合わせて良し、フォーマル・ドレスからジーンズ・アメカジや、果てはストリートスタイルまで、自由自在に組み合わせて、自分だけのスタイルを出しちゃってください。

 ちなみに、僕は最近、10年物ぐらいのカーディガンに、バッジを付けたりして、マルジェラなんかと合わせたりしています。

皆さんも、自分だけの着方やテクニックなど、教えていただけたら幸いです。

JOHN SMEDLEY  Vネック ¥27,300.~

               カーディガン ¥34,650.



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