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novembre 21, 2014

STEALTH WEALTH 2014 A&W
ステルス ウェルス
ダウン ステンカラーコート or キャメルトン シングルPコート
「ガチョウ」それとも「ラクダ」




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朝夕の冷え込みが冬の訪れを感じさせる今日この頃、
皆様いかがお過ごしでしょうか?


今回はSTEALTH WEALTHよりお勧めのアウター2型をご紹介いたします。


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SWMJ001 塩縮64クロス・ステンカラー・ダウンコート
¥73000 + TA



シェラデザインなどのアウトドアブランドにて
既にその存在を確立されている生地
64クロス(コットン60%、ナイロン40%)を
特別にひと手間、「塩縮加工」を施し生地表面を味のある雰囲気に加工致しました。
裏生地には「迷彩柄?」と思われるくらいの当ブランドならではの
目立たない迷彩柄生地を使用。
着用の際にも滑りがよく、雰囲気だけでなく機能的にも気抜群です。


内側の詰め物「ダウン」にもこだわりました。
数千円台から目にするダウンアイテム、
はたして中身は大丈夫?本当にダウン?どこのダウン?等など、
個人的にいつも疑問に思っています。
だから、もし当ブランドでダウンアイテムを作るなら
「ダウン=羽毛」にもこだわろうとおもいました。


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Pyrenex
フランスの南西地方に位置しワインの産地として有名なボルドーの下、
ピレネー山脈にほど近い場所に本拠地を置く歴史のあるダウン生産会社。
世界中の有名な、そしてHighブランドのほとんどは
こちらのPrenex社にダウンの供給を依頼しています。
皆さんご存じのMクレール社もそのようです。


ダウンには一般的にDuck=カモ・アヒルの羽毛を用いることが多いようで、
巷のダウンはほとんどがこれにあたります。
しかしこの上にはGoose=ガチョウがあります。
ガチョウ?私たちがガチョウという単語を目にすると
フォアグラを想像しますが、このガチョウの羽毛が最高級なのです。
どれくらい高級かと申しますとDuckの倍以上のお値段、価値があります。
これは、当方がダウンについて調査し、Pyrenex社の方々に
親切に教えていただいてわかったことです。


私たちは、そんな高級Goose(ガチョウ)ダウンをフランスから空輸。
余談ではございますが、このダウンの空輸、輸入が大変厄介でした。
ダウンジャケットつまり製品になったダウンは輸入に際しても
全くスムーズに行えますし当社も過去何度も行ってきました。
しかし、ダウン=羽毛の状態ではお国が簡単に許可しません。
最近でいう「鳥インフル」の影響もあってか、とにかく必要書類が多く、
しかもダウン製造過程表やら、フランス国の証明書やら本当に・・・・・・・。
運送便についても直行便を利用せずに、
うっかり経由便を使ったりしたら大変です、
経由地ごとに消毒を行なわなければいけない等の決まりごとがとにかく多く
さらには日本に到着してからも検疫、そして消毒処理。
製品と原材料ではこうまで違うのかということを痛感しました。
これもすべては「こだわり」のためです。
他社様との違いや、お客様に満足していただく商品をご提供するには
常に労力を惜しまないのがSTEALTH WEALTHのポリシーのひとつです。


余談はここまでにして、デザインについてのご説明、


ダウンの仕切りを内側で行っているため、
表面からはダウンコートという雰囲気がわかりません。
よって春先のまだまだ寒い時期にも違和感なくご着用いただけます。
袖付けに際しても、運動量は確保したいが出来る限りスマートに見せたく思い、
前身はセットインの付け袖、後ろ身はラグランスリーブ。
「スプリットラグランスリーブ」を採用しました。
両脇のポケット内部には手を入れた際にウォーム感のある起毛素材の袋布。
内側の左右両胸に位置するポケットは多くのお客様からの意見を反映しました。
縫製も一枚一枚丁寧に縫製を行っていただける
確かな縫製技術を持った工場様にて縫い上げておりますので
大変綺麗に仕上がっております。メイドインジャパンはやはりすごいですね。
展開カラーは写真のネイビーの他に当ブランドでは珍しい茶系のキャメルが御座います。
もちろん、どちらもお勧めのカラーです。


このコートはカジュアルではもちろん、
ビジネスシーンでも必ず重宝していただけるコートに仕上がっております。
是非店頭にてお確かめ下さい!




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SWMJ003 キャメルトン(ラクダの毛)シングルPコート
¥73000 + TAX



次にご紹介の商品はキャメル(ラクダの毛)をふんだんに使用したメルトン素材にて
つくりましたシングルPコートです。


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ラクダには、ひとこぶラクダとふたこぶラクダの2種類がいます。
ひとこぶラクダは毛が短く太いので、高級な原毛はほとんど取れません。
一方、ふたこぶラクダは夏の気温が45度に達し、
冬はマイナス30度にもなる激しい自然環境に生息しています。
そのため、このふたこぶラクダから取れる原毛は良質で、
極めて細く、長く軽くフワフワした感触で、優しい波動を出すのです。
まさにふたこぶラクダにとって、このうぶ毛は生き抜くために必要な天然繊維なのです。
厳しい環境に生息するふたこぶラクダの毛「キャメル」は、
吸湿性、発散性に優れ、常に乾いた状態になる性質を持っています。
特に吸湿性は現存繊維の中で最も大きく、放湿力は羊毛の約2倍もあります。
厳寒期にはマイナス30度を超えることも稀ではない地に生息するふたこぶラクダの毛は、
寒さに耐えぬく毛髄(毛の中身)が発達し、優れた留熱・保湿性を持っています。
そのため毛と毛の間に空気をため、とらえた体温を逃がしません。
また、ラクダの毛は熱伝導率が大きく、繊維表面積が大きいので、
空気を含む量も多く、保湿効果があります。
また、ラクダの毛は繊維表面が滑らかで、
毛が絡み合ったりすることもなく、長期間使っても固くなりません。
また、元に戻そうとする働き(復元力)も強く、適度な弾力がいつまでも長持ちし、
長期間ふんわりと使うことができます。


話が長くなりましたのでまとめます、
キャメル(ラクダの毛)は保湿性、弾力性に富む。
軽く、手ざわりがよい。
しかも生産量は、羊毛のわずか0.14%程度。
きわめて稀少な繊維。
つまり高級素材なんです。
個人的には天然の「フリース」のように思います。


そんな贅沢な素材をメルトン仕立てに仕上げた生地屋さんは、
いつもオリジナリティあふれる生地をご提供してくれている尾張一宮の巨匠。
本人いわく「思いつき」で作られたとのことですが、いつもながら脱帽の一言です。
この方、一見こわもてのおっちゃんですが、エルメスやルイヴィトンをはじめ
多くのビッグメゾンにも生地を提供している凄い方です。


そんな贅沢素材を使用したこちらのコートは、
一般的なダブル仕立てのPコートとは異なりシングル仕立てに。
衿、ラペルは倒して着用するのではなく、
あえて立たせたままの方が「サマ」になるデザインにしました。
正直申しましてフランス映画の「Les Quatre Cents Coups」に出てくる
少年アントワーヌ・ドワネルからインスパイアしてデザインしました。
あのアウター、あの着こなしに憧れ・・・・・形にしたのがこのPコートです。


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着丈もコートほど長く取っていないためジャケットに似た軽快感があります。
左右両脇にあるポケットには横からも手を入れられる
ハンドウォーマーポケットを装備しております。
生地を一枚仕立てにすることにより、
先に述べたキャメル(ラクダの毛)の特徴を生かした軽さ、
そして暖かさを感じていただけます。
もちろんこちらの商品の内側にも機能的な内ポケットがしっかりと設置いたしました。


先にご紹介いたしましたステンカラーダウンコートとは
全く異なった商品ではございますが、こちらも本当にお勧めです!


これにてガチョウとラクダのお話を終了致します。
お付き合いありがとうございました。






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